【Mini-Z】FMGマシンのセッティング変更ポイントの紹介 ~急激なタイムアップの秘訣 考察編~
FMGマシンのセッティング変更ポイントの紹介
~急激なタイムアップの秘訣 考察編~
先日、
第5回ファイブミニッツジムカーナ視聴者グランプリ RD.1.4の練習走行
において急激なタイムアップを果たす事が出来ました。
その要因を前編(使用パーツ紹介)、後編(考察)と2つに分けて記しておきます。
今回は、その後編にあたる考察編です。
まず、前編のリンク貼っておきます。
という事で本題。
まずは、ポイントとなったモノを写真に収めました。
①フロントスプリング(ショートマゼンタ)とインナーチューブダンパーのスペーサー
キャンバー角がネガティブ-4.5°も付いてます。
やり過ぎだと思ったのですが・・・
状況に応じて使い分けをしていますが、サーキットでは京商を使う方が多いです。
■考察
上述した①と②ですが、①は「キャンバー角」「車高」に影響し、②は「フリクションの皿」の動き(ロール速度)に影響します。
①も②もコーナリング性能に大きく貢献してくれて、特に②は限界を越えるまでの時間を稼ぐ事が出来ると考えられます。
やはり「何で良くなったのか」というカラクリ(理由)が分からないですね。
仕方ないので、「見て取れた現象」と「走行した感想」から「解答」を導き出してみます。
■現象
①前タイヤは、内側だけ削れている
②車高が下がり、リバウンドが増えた
③スプリングが柔らかすぎて適切なニュートラルな位置に戻りづらい
④フロント部とリア部(Tバー、フリクション)の硬さの差が大きすぎる
■感想
・小回りが効くようになり、コーナリング速度が上がった
・グリップ感が増してラップタイムの向上に繋がった
・車がフラフラしていて同じ挙動にならない
■解答
フロント部が柔らかくなる事によって、キャンバーが大きくついた。
フリクションの皿にグリスに塗る事により、ロールが遅くなりネガティブキャンバーの角度が大きいままの時間が増え、コーナー前半の入り(初期)が良くなった。
もともとキャスターを大きく付けてるので、後半も曲がりが良い為小さく回れた。
これらが『小回り』が出来、『グリップ感が増した』と感じた理由。
安定性が無かったのはネガティブキャンバーが大きいという特性によるもの。
で合っているでしょうか?
■今後
このセットでは、毎周同じラインを通せずパイロンにぶつかってばかりだったので、安定性を上げる必要がある。
コーナリング性能は丁度良い状態なので、安定性を高められるようにセット変更を行うつもりです。
このコーナリング性能を落とさずに安定を求めるなんていう都合の良いセットがみつかるものか不安ですが、やるしかないですね。
今度の週末がラストランとなるので、何としても短時間でセットを見つけないといけません。
■募集
考察に対する質問や間違っている点とか、こうしてはどうだろうかといったコメントやアドバイスあればお知らせください。
閉店間際のトップフォース印西での走行はかなり満足していましたが、その領域にまでセッティングが合わせられていません。
セットが多少おかしくてもうまく走らせるウデを持ってないので、クルマが出来てないとどうしようもないんです。
■本日のワード
満足のいく動きを目指す!
コレができたら、トップタイム出す必要はありません。
僕の場合は、サーキット主催のレースへ出る基準もコレです。