フリクションダンパーの効果を考察 ~初期がマイルドで後半に曲がるセッティングはうまく行ったのか?~
フリクションダンパーの効果を考察
~初期がマイルドで後半に曲がるセッティングはうまく行ったのか?~
先日、初期がマイルドで後半に曲がってくるセッティングにして走ってみるという記事を書きました。
結果としては、期待通り走らせやすくなりました。
もちろん、ベストラップは落ちましたが「楽しさ」と「周回数」が激増して大満足でした。
この走らせやすいとは、前回の走行と比べてという事になります。
普通は、1つづつセット変更して変化を確かめるのですが、今回はまとめて変更してしまったので、何が良い方向に変わり、何が悪い方向に変わったのか分かりません。
今後のテストというか勉強のために考察した事を記しておきます。
■フリクションプレート(皿)に塗るグリス
現在、ちょっと不可解なのはフリクションプレート(皿)に塗るグリスです。
今回は、京商デフギアグリス#15000(黄)を塗りました。
コレを塗ってロール方向にクルマをネジってみると、ジワーっとゆっくり「粘り」がある感じでプレート(皿)が動きます。
何も塗らない仕様(フッ素シール)でやっていた時は、スゥーと速過ぎず遅すぎずという感じで動いてました。
この「粘り」が走りやすくなった要因の1つと考えています。
FMGでのフローリング路面において、スリックタイヤでグリップを確保する際に使った手段となりますが、今回は、ウレタン路面の巻き対策(リアグリップの確保)のために使用してみました。
※元々は、グリップが逃げずに小さくコーナリングさせる為のフロントグリップ確保
フローリング路面でフロントグリップへの影響が大きかったので、ウレタン路面でも同じ様に影響すると転んでしまうのではという懸念がありましたが、使ったグリス(#30000青)が異なる事もあって、良い感じで走れました。
この事から、フリクションのポールが台座(?)に接触した際に発生する力により、前後のグリップが逃げて破綻してしまっていたと考えられます。
フローリング路面では、ガガガッという音がしてクルマ全体がコーナーの外側に膨らんでいく。
ウレタン路面では、クルッと巻いてしまう。
これらの対策をグリスでやってみたという事になります。
■フリクションのパーツを変えてみる
FMGでご一緒していて、いつも貴重な情報を提供して下さるrintaroさんから、フリクションを
・フリクションダンパーセット(MM/LL/MR-03/MR-02ASF用) MZW411B
から
・MML ロールダンパー MR-03 / HB98mm用 R246-1352
に変えたら良くなったと教えて貰いました。
これは、穴の形が横長になるので、ロール方向への限界が上がるのではというモノです。
元は、AMG GT3のボディを使用する際、オイルダンパーが干渉してしまった為にパーツ変更をされたそうですが、この変更によりよく走るようになったそうです。
確かに「ロール方向の限界を超えた挙動」だと理解していましたので効果が期待できそうと容易に想像できました。
しかし、ずっと使い慣れたパーツを変える事に不安を感じたので、まだやっていません。
なので、今後コチラも試してみようと考えています。
■本日のワード
動画のスロー再生は便利!
編集して公開できるか分かりませんが、自分の勉強用にスロー再生を何度も見てます。
コレは良いですね!