MM3樹脂(かるさんマウント)のセット出し
~フリクションスプリングとリアサスプレート変更による挙動変化~
今回は、MM3樹脂(かるさんマウント)を使ってセット出しの勉強という目的で
(1)フリクションスプリングの変更
(2)リアサスプレートの変更
この2点を変えて、「挙動の変化(感覚)」と「ベストラップ(記録)」という指標で違いを確認してみました。
■総評
前回まででフリクションの動きを軽くして積極的にロールさせる事によりベストラップが上がったのは間違いなかった。
しかし、路面のギャップへの反応が良すぎて安定感が無くて、常に集中を強いられる状態だった。
フリクションスプリングを硬くすることでロール速度を遅くしてみた所、コーナリング速度とギャップに対する収束性が高まった事を感じ取れた。
リアサスプレートを硬くした事で、更にロールが遅くなった事とピッチングが硬くなる事により自己ベスト(初めての7.2秒台)を出す事が出来たのだと感じた。
[まとめ]
ロールは軽い方が良いが、適度な粘りが必要。
リアサスプレートの変更は、ピッチングやロール以外にも影響しているハズだが、今回は感じ取れなかった。
■1パック目
・フリクションスプリング:銀
・リアサスプレート:MM用 FRP 5M
挙動:すぐにコケる為、油断ならないし安定感が無い
結果:7.453
■2パック目
・フリクションスプリング:銀 → 金
・リアサスプレート:MM用 FRP 5M
挙動:ふらつきが抑えられて、少しコーナリング速度を上げた走行が出来るようになった
結果:7.375
■2パック目
・フリクションスプリング:金
・リアサスプレート:MM用 FRP 5M → MM用 FRP 6M
挙動:まだコケる挙動は無く「大きく変化」した感覚は無かったが、確実にコーナリング速度の限界が上がった。
その為、MM3樹脂における自分のベストラップも更新できた。
結果:7.265
もう少しテストをしたかったが、他のクルマを走らせたかった事もあり、これ以上の変更は行いませんでした。
■本日のワード
テストパターンって大事
想定した結果に収束していったので良かったのですが、事前にもう少しテストパターンと結果の想定を増やしておかないと時間が勿体ないと感じました。