【Mini-Z】MR-03 フロントスプリングのプリロード(テンション)量について考えてみた
MR-03 フロントスプリングのプリロード(テンション)量について考えてみた
という事で、先日見かけた方の現象をもとに書いてみます。
前に書いた、
「動く」「動かない」
も関連しますが、まずは正しく組めていることが大事です。
■フロントのスプリングをショートにする場合
ノーマルスプリングと比べて
・長さが短い
・柔らかい
と言うことを認識する必要があります。
併用して使わないといけないパーツがあります。
・スプリングマウント/ワイド MR-03用(0/0.5/1/1.5mm) [R246-1332]
・スプリングマウント/ナロー MR-03用(0/0.5/1/1.5mm) [R246-1331]
・インナーチューブダンパーセット(MR-03) [MZW416]
・SP ロングキングピンボール用カラーセット(MR-03) [MZW412-1]
それは、何故なのか?
フロントスプリングは、アッパーアームとスプリングマウントにより挟まれています。
開発者は、ノーマルのスプリングマウントを使う場合、フロントナックルの、上下に0.5ミリのシム1つづつ挟む事を意図してます。
ナックル下の0.5ミリのシムを上に移動させ1.0ミリとするなら全体の量が変わらない為問題ありません。
※車高が変わります。
しかし、上下の合計が1.0ミリ以下とか、1.5ミリとかにしてしまうと、フロントスプリングに対するプリロード(テンション)が変わってしまい、意図したセットになりません。
少なければ、走行中に脱落してしまう可能性もあります。
なので、意図的にプリロード量を変えるなら別ですが、各パーツの効果と特性を理解しておきましょう。
・スプリングマウント/ワイド MR-03用(0/0.5/1/1.5mm) [R246-1332]
・スプリングマウント/ナロー MR-03用(0/0.5/1/1.5mm) [R246-1331]
→マウントの厚み違いで3種類ありますのでパーツを変えて、底上げ量を調整
・インナーチューブダンパーセット(MR-03) [MZW416]
→スプリングガイドのスペーサーにて底上げ量を調整
・SP ロングキングピンボール用カラーセット(MR-03) [MZW412-1]
→ナックル上下の量にて調整
ナックル下のシムは、車高に影響し、上のシムは、アッパーアームの動作を制限、
やり方によっては、ロールセンターやキャンバーまで変わる事になります。
「フロントスプリングは、ショートのライトグリーンが良いよ」
とか教えて貰うことがあると思いますが、上記のパーツとの関係やどれを使用しているのか?まで確認しておくと良いと思います。
教える方は、なぜショートなのか?なぜライトグリーンなのか?
期待する効果や意図をちゃんと説明してあげましょう!
いわゆる、キャスター仕様ですが、僕の場合、意図したとおりにならなくて
色んな組合せを試しました。
最終状態は、
ナックル下:シム無し
ナックル上:3.4ミリのシムを入れる
スプリングマウント:インナーチューブダンパー付属品
底上げ:アッパーロッドスペーサー(AWD DWS用) [MDW105]の赤
スプリングガイド:スペーサー無し
となりました。
コレが、プリロード(テンション)が思ったようになる組合せとなります。
意図はありません。
スプリングの硬さも特に意図はありません。
単純に、このプリロード量でイエロー付けたらうまく走ってくれたのでそのまま使ってます(笑)
どんなパーツを使おうが正しく機能しないと意味が無いので、ソコを一番大事にしてます。
あと前後バランスも。
今回は、プリロード量が足りずに車高が下がって底付きのアンダー&急なマキを発生した人が居たので、書いてみた所です。
■本日のワード
スポーツの秋!
ラグビーの盛り上がりがスゴイのでびっくりしてます。